東北工業大学の学生が当研究室で研究を行うには

どの研究室で卒業研究を行うかは,大学生活の最終的な満足度および卒業後の人生に大きく影響すると考えています.十分に時間をかけて研究室を選んでください.

 

情報通信工学科では,主に成績に基づいて配属を行うため,全員が第一志望の研究室に配属されるわけではありません.第二志望以降の研究室も真剣に検討してください.

 

研究室を選ぶ上で,指導教員との相性は非常に重要です.研究室公開等の機会を活用して,確認されることをお勧めします.講義での教育のスタイルと研究指導における教育のスタイルには,異なる点が多くあります.可能であれば,研究室に既に所属している先輩に尋ねるなどして,研究室の様子を理解しておいてください.また,教員の担当科目と研究室での研究内容は異なっていることに注意してください.当研究室を検討される方で,個別に相談を希望される方は,いつでも受け付けていますので御連絡下さい.

 

 

当研究室では,マルチメディア情報処理あるいは知能情報処理という範囲の中で,選択できるテーマの幅が広く,テーマ内での個人の裁量の範囲も広い傾向にあります.自分なりのアイデアや問題意識を取り込むことが楽しめる人には向いているのではないかと思います.

過去の卒論生が取り組んだテーマについては,メンバーページに簡単な説明があります.詳細および今後取り組みたいテーマについては,研究室紹介の機会を通じてお伝えする予定です.また研究室に来ていただければ,過去の卒論をお見せすることもできます.

私の行っている研究については,研究テーマのページに簡単な説明があります.情報処理を通じた人間理解および,コンテンツを通じた新規コミュニケーションの実現を目指しています.詳細に興味があれば井上の個人ページ経由で論文等を参照してください. 

 

 

研究室の特色としては,シミュレーションだけではなく,実世界での人間行動により生成されたデータ(例えば言語データや映像データ,移動データなど)の利用の重視があります.可能な場合は独自にデータを収集します.大規模なデータが必要な場合には,他機関の提供するコーパス等も利用します.テーマによっては逆に,実世界を抽象化したモデルでの論議も行います.研究テーマが多様なので,自身が手掛ける研究以外の,さまざまな話題に触れることができます.また,他の研究機関からお招きしたゲストの方々から,最先端の研究の動向について話を聞く機会もあります.これまでの講演のページをご覧ください.

  

3年後期の情報通信セミナーでは,卒業研修の準備をします.Linux上での計算機実験の基礎に加え,Pythonによる自然言語処理の演習等を行う予定です.

 

特別枠による配属

通常の配属先決定方式によらない,特別枠による配属は,『大学院進学希望者,および,「将来の進路において明確なビジョンを持って特定の研究テーマを志す学生」』が対象となります.この制度を利用可能な人数は,年度ごとに異なります.

 

当研究室では,特別枠利用希望者に対して面談を実施します.主に以下の三点についてお伺いし,特に優先して配属すべきであると判断した場合に,候補者として推薦します.

  1. 当研究室を志望する理由
  2. 研究室配属に向けての準備状況
  3. 研究室にどのようなメリットをもたらせるか

 

 希望者は早めにご相談ください.

研究指導(詳細)

卒業研究(学士)

 

  • 研究室の良いところ
    先輩がいないため,自分たちで研究室の雰囲気やスタイルを作っていくことができます.「活動記録」はあくまでも参考としてご覧ください.
  • 求める人物像
    研究室メンバー(含むスタッフ)や学外の関係者と,きちんとコミュニケーションが取れる.
    与えられたテーマをこなすだけでなく,自ら深められる(卒論の場合).
    興味と熱意を持って研究に取り組める(修論の場合).
    大学院進学希望者を歓迎します(他大学進学も相談ください).
  • 英語について
    当研究室では,卒業研究においても,英語を含む文献調査を行ってもらう必要があることがほとんどです.英語が苦手な方には配慮しますので,配属時に高い英語力が無くてもかまいませんが,英語に極度の苦手意識がある方,継続して学習する意思のない方は,特に大学院進学時に苦労することになると思います.英語関連の講義や,自主的な学習を通じて英語力向上に努めていただきたいと思います.
  • 研究室で身に付く能力・知識
    本研究室では,卒業研究を行う目的は,研究を通じて知的作業を行うための基盤を身につけることとしています.問いを立てる力,情報を収集・整理する力,アイデアを生み出す力,アイデアを実装する力,成果を解り易くまとめる力,などの用意です.それに伴う例えば以下のような技能は,卒業後も役立つと考えています.
    • プレゼンテーションや文書作成等のコミュニケーションスキル.
    • 専門的な情報を収集し整理するスキル.
    • 基礎的なプログラミングスキル(当研究室ではPythonを中心に,テーマに応じてC++,C#, R,Matlab,Ruby,PHP,JavaScriptなどが用いられています).
  • 卒論テーマの決め方
    情報通信セミナー3終了時に,研究室で扱うトピックの範疇内で,各自が興味を持っている独自のテーマまたはスタッフが提案したいくつかのテーマ例の中から,相談によって決定します.進学希望者と就職希望者で,目標とするところが異なりますので,事前に進路をイメージを持っていることが望ましいですが,途中での変更も可能です.
    4年政治にも,進捗あるいは興味の変化に応じて,前期中のテーマ変更には柔軟に対応したいと思います.また,3年生のうちから卒論に向けた事前調査を行いたい場合は,相談に乗ります.

 

博士前期課程(修士)
博士前期課程入試については,大学院のページをご覧ください.大学院ではもっぱら英語の文献により研究を進めますので,ある程度の英語力があることを期待します.また,英語力の把握・向上のため,TOEIC等の共通テストの継続的受験をお勧めします.
 
 
博士後期課程(博士)
博士後期課程での指導は行っていません.

 

 

 

履修推奨科目

 当研究室は,情報コースに所属していますが,通信コース・情報コースの区分にとらわれることなく,当研究室のテーマと関連の深い科目の履修をお勧めします.

 

各科目の詳細については,シラバスを確認してください.

 

  • 履修必須の選択科目(学部)
    当研究室に卒研配属された場合には,研究室共通の前提知識となるため,以下の科目が未履修の場合,配属後に履修していただきます:
    「統計解析」「情報理論」
  • 履修を推奨する選択科目(学部)
    以下の科目のうち,希望する卒論テーマに関連する科目を履修していると役に立つかもしれません:
    「アプリケーション開発」「データベース」「ソフトウェア設計」「ディジタル信号処理」「コンピュータ数値解析」
    情報処理技術者試験の対策科目もお勧めします.
  • 数学では確率統計が重要です.また,プログラミングと英語ができると研究を進めやすくなるため,重視しています.

 

  • 履修を推奨する専攻科目(大学院)
    配属時に個別にお伝えします.

 

 

他大学の学生あるいは社会人が当研究室で研究を行うには

現在は,大学正規課程以外の長期研究滞在のための特別な制度はありません.外部からの博士前期課程受験,短期の研究滞在や訪問を歓迎いたします.

 

----------------